2005年07月07日 木曜日

W-SIMでなにが変わるのか。

WILLCOMが開発した通信モジュール、”W-SIM”。

w-sim-image.gif
*ウィルコムのプレスリリースより

W-SIMとは、ネットワークへの位置情報登録、パケット通信、通話などのPHSの中核となるのにおよそ必要な機能をひとまとめにしたカードのことです。
「WILLCOM コアモジュール」として共通規格化して、このタイプの製品が複数登場させる予定だそうです。

これで何が変わるのかをちょっと書いてみたいと思います。

まずメーカー側のメリットとして、端末の開発費が劇的に下がることがあげられます。
普通携帯電話は、基地局との位置情報送信、通話の制御(音声の符号化、送受信)、パケット通信時の制御(セッションの確立、パケットの送受信)などのほとんどを自前で設計しなければならなかったわけで、この開発にはとても多くの費用が必要だったわけです。
それでも、ドコモの契約数49,253,100(*1)、auの契約数19,962,400(*1)とコマ自体が大きいため、これら向けに作った端末はほぼ確実に開発費をペイできていました。
しかしウィルコムの契約数は3,154,900(*1)とそもそもコマが少ないため、端末を投入しても利幅が薄いだけでなく、そもそも採算がとれない可能性も高く、各メーカーともあまり積極的に端末を出そうとは思っていなかったのです。
しかし、W-SIMはこれらがひとまとめになっているため、通信制御部の開発にかかる費用も最小限に抑えることができます。
少ない開発費で開発できるようになったおかげで、各メーカーとも利益が出しやすくなり、電器機器メーカーからの積極的な端末投入のみならず、他業種メーカーの参入も予想されるのです。
(現に、このプロジェクトに参加している企業に、電器機器メーカーや玩具メーカーが含まれています。)

利用者側のメリットとしては、前述のとおり、端末の選択肢が増えることもそうですが、簡単に端末の使い分けができるようになります。
概念としては、ある意味W-SIMはFOMAカードをさらに発展させたようなものだとも言えます。
ご存知のとおり、FOMA端末はFOMAカードを差し替えることによって簡単に端末を使い分けることが出来ます。
このように、気分によって複数の端末を使い分けることも可能になります。

現在のあまりに端末の選択肢が少ないウィルコムにとっては、起死回生の一打とななるかもしれません。

*1・・TCA発表より。

投稿者 Anija : カテゴリ WILLCOM関連 : 2005年07月07日 21:02

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コメント

GJ!

投稿者 Anonymous : 2005年07月07日 21:19

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